Harry Potter(ハリー・ポッター・通称ハリポタ)をはじめとする「耳読書」のおかげで、私(金井さやか)はTOEICリスニング満点を無理なく取ることができました。
私にとってどんな教材よりも、ハリポタのオーディオブック(Audiobooks)が効果的だった、そのわけは……
私のハリポタ「耳読書」ヒストリーの後には、日本で入手できる『ハリー・ポッター』シリーズのオーディオブック情報を載せます。あなたも、楽しみながら英語力を伸ばせる「魔法学校」へどうぞ! (※2018年12月 情報アップデート中。修正完了をお楽しみに!)
Contents
『ハリポタ』マジックがきっかけで元祖・TOEICテスト満点英語コーチになった
J.K.ローリングさんが執筆していた土地で、原書とであう
私が Harry Potter シリーズと初めてであったのは1999年の夏、作者のJ.K.ローリングさんがハリポタを執筆していたまさにその土地、イギリスのスコットランドの都市、エジンバラの書店でした。
児童文学らしき本が平積み、さらにキャンペーン価格で10%オフ! などと大きく宣伝して売り出されていたのですが、当時の私は「なんだ、童話か……」と思い、さして気にも留めませんでした。
車に乗って空を飛んでいる少年たちの絵柄の表紙は覚えているので、あれは第2巻(Harry Potter and the Chamber of Secrets、邦題『ハリー・ポッターと秘密の部屋』が出たころだったのかもしれません。
その後、この作品には日本でも熱狂的なファンがいるということを聞き、翌年、パフォーマンスのために再びエジンバラを訪れたときには英語のペーパーバック(表紙にかたい紙を使っていない、比較的安価な本)を現地で買って帰ってきたのでした。
(この時同行した仲間のうちの何人かは、ローリング女史が執筆をしたカフェを見学に行きました。私はまだこの本を読んだこともなかったので、別チームで「古着屋めぐり」をしていました。今思えばもったいないことをしました!)
ハリポタ、魔法用語で洋書に挫折
帰国後、意気込んでペーパーバック読み始めたのはいいのですが、ほとんど予備知識なく読み始めてちょっと戸惑いました。
「魔法使いの世界が舞台なの!? 大人になって自分のためにこんなファンタジーを読むとは思わなかった……」
魔法使いの世界を作る、耳慣れない固有名詞の数々。(Muggles, Hogwarts, Quidditch, などなど、作者が生み出した単語の山! もちろん辞書を引いても載っていません。初めて見た時には「覚えられそうもない……」と脱力しました。)
通常の英単語でさえも、わからないものがいくつも出てきたので、辞書を引きつつ読んでいました。どれが辞書に載っていて、どれが作者の造語なのか。そう考えながら読み進めるのは、かなり面倒に感じました。
そんなわけで、読み始めてしばらくして、第1巻の途中、Harryが列車に乗って魔法学校へ向かうあたりで飽きて、読むのをストップしてしまったのです。
3巻まで買ってあった本はそのまま本棚へ。私は洋書を読みかけて、挫折したのです。(さようなら、ハリー・ポッター!?)
オーディオブックで洋書に復帰! 魔法にかかる
「もう、ハリー・ポッターを再び読むことはないかな」と思っていたら、あるとき、原書を朗読したカセットテープがあるという話を聞き、興味を持ったので購入してみました。
これならリスニングを鍛えるのにもいいし、持っている本を活用できそうだし、一石二鳥だと思ったのです。(※当時はカセットテープでしたが、もちろん今はCD版も出ています)
ノーカット版(英語では Unabridged といいます)で8時間を超える録音時間のオーディオブック。カセットテープが8本です! 就寝前の布団の中、電気を消した状態で1本目から聞き始めました。
すると、朗読している俳優・Jim Daleさん(※)の七色の声に魅了され、ハリポタの世界が頭の中に映画のように広がっていったのです。当時はまだ映画が製作される前でしたが、私の頭の中で、確かにハリーは空を飛び始めました!
(※朗読版には主なものが2種類あり、Stephen Fryさんという人の朗読バージョンも有名です)
Hagridのしゃがれた声、McGonagall教授のまじめで厳しそうな高い声…… 朗読の声を少し聞くだけで誰のセリフかわかってしまうほどのすばらしい「読みっぷり」に感動すら覚えました。
洋書では、文章を読んでいると、わからない単語が気になって辞書を引きたくなったりしますが、オーディオブックだと、話の内容がわかれば単語一つにこだわっている暇はありません。
(音声はどんどん流れていきますから…)
こうして私は、頭の中に展開していく物語の世界をいつしか英語のまま楽しむことができるようになっていたのです。
今では用語の数々も問題なく覚え、「大人だって児童文学、いいんじゃない?」とこのシリーズを楽しんでいます。
「耳読書」で得たおまけ効果
TIP:洋書は「読む」ばかりではない!
オーディオで「聴く」、「耳読書」もおすすめ!
英語でインプットしたので、情景描写や表現、ハリポタ用語はすべて英語で思い出します。
朗読版を聞いていたので、英語の発音・音のリズムごと頭に入っているという大きなおまけつき!
ナチュラルスピードで進んでいく話についていくので、英語をそのまま理解して頭に映像を描けるようになります。
これが私の「耳読書」のきっかけとなり、小説だけでなく、ビジネスなどのテープやCDを次々に聴くようになりました。
英語教材のCDはまともに利用していなかったのに…内容を知りたいと思うこと、「興味がある」ということは強いですね!
おかげでTOEICリスニング満点、英検1級の準備をしたときにはリスニング対策は不要なほどになりました。
→ 洋書で「耳読書」、Amazon.co.jpの検索結果をチェックする
世界的ベストセラー、Harry Potter(ハリー・ポッター)シリーズのオーディオブック
子供向けファンタジーと侮(あなど)るなかれ!
TOEICスコアの目安 600点以上(ネイティブの9~12歳向けの英文、ということは、日本だと英検2級~準1級くらいの英語レベルになるのです。なかなか手ごわい!)
しかし、英語力を補ってくれる大きな要素があります。それは、予備知識です!
Harry Potterファンへのおすすめ度 ★★★★★
→ Amazon.co.jpで Harry Potter audiobook 最新の検索結果を表示する
(上記リンクをクリックすると検索結果が表示されます)
上の記事に書いたような効果があなたにもありますように…
Harry Potterシリーズ、読む順番や聞く順番を知りたい、というあなたのために。
1巻で1年単位で、ハリーの魔法学校での出来事が進行します。
■ 1
Harry Potter and the Sorcerer’s Stone (Harry Potter (Audio)) J. K. Rowling Jim Dale |
■ 2
Harry Potter and the Chamber of Secrets (Harry Potter (Audio)) J. K. Rowling Jim Dale |
■ 3
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban (Harry Potter (Audio)) J. K. Rowling Jim Dale |
■ 4
Harry Potter and the Goblet of Fire (Harry Potter (Audio)) J. K. Rowling Jim Dale |
■ 5
Harry Potter and the Order of the Phoenix (Book 5, Audio CD) J. K. Rowling Jim Dale |
■ 6
Harry Potter and the Half-Blood Prince: Year 6 (Harry Potter) J. K. Rowling |
■ 7(完結)
Harry Potter and the Deathly Hallows